ブログを新しくする
このブログのアナリティクスを4,5年見ていないので、一体どれだけの人数がこのブログを見ているのかすらわからない。今となっては記事の一つもなく、この「Kogoto」しか動いていないので、かなり閲覧者は減っているはずだ。
そんな誰も見ていないブログだが、gel-blogと云う名前をそろそろ変えてもいいころなのではないかとここ数ヶ月考えていた。特に気に入っていない訳ではないが、心機一転も兼ねて新しくしてみたいだけのことだ。
そもそもgel-blogのgelとは昔住んでいたシェアハウスの住人が僕に着けてくれたニックネームだ。今ではペンネームにもなっている。当時20代後半だった同居人が僕のあだ名をなぜか一日中考えてくれていて、夕刻に大学から帰宅した僕に向かって、ソファに寝転がり、ガラホをいじりながら彼は僕にそのニックネームを伝えた。ワンダーフォーゲル部に所属していたことから、語尾のgelを取ったらしい。今まで特にニックネームを持たなかった(正確には納得できるニックネームを持たなかった)僕はそれを心地よく受け取った。名前をいうものは名付けられるものであるので、呼ばれて初めて名前になる。私にも名前があるのよとか、〜と呼んでくださいなどは言語道断である。僕は今、上司から「あんた」と呼ばれているが、それが上司にとっての僕の名前で、呼ばれた僕は「あんた」として生きている。
Gelという名前は違和感なくシェアハウス内に馴染み、僕の本名をフルネームで覚えている人はどんどん少なくなっていった。シェアハウス内の人間は名前の由来を知っていたが、初めて耳にする人はgelという名前はすぐには理解できないだろう。まず、gelが日本かどうかも怪しい。ニックネームだとしても、何に由来するのか想像に難いだろう。変動と進化を続ける現代社会において、モンゴルの移動式住居ゲルのようなアナログ的存在として生き続ける人、半固形的で衝撃吸収を担う人など、十人十色な妄想が名前を言うたびに拡張していく。名前は名付けられるものであるが、その意味を決めるのは名付け人ではない誰かのようだ。
さて、そんなgelという名前が由来となったgel-blogを手放してみる。ドメインは変わるがペンネームはgelのまま残すので(これも変わるかもしれない、候補は2つある)、それほど大きな変化でない。新しいブログ名は以下の通りである。
幻燈逍遥
―世界が融けるまで踊ってたい―
https://gento-shoyo.com/
「げんとうしょうよう」と読む。現実とも虚構との区別がつかない夢現的世界をフラフラと歩きまわるという意味だ。副題の踊ると云うのは比喩で『ダンスダンスダンス』的にステップを踏み続ける、動き続ける、意味のないことでも何かしらやり続けることだ。
しばしこの名前でお付き合いください。
gel-blog.jpと云うドメインは約一ヶ月後に消滅します。幻燈逍遥の更新も一ヶ月後くらいです。これまでと中身は変わりません。
それではみなさんさようなら。また集いましょう。
あとがき
そういえば、働き初めてもう2年になるそうだ。依然として、僕は2020年を生きている。依然として、話にならない人は無視している。依然として、ムカついたら抑制が効かずに口から何か音が出ている。もう21世紀だ。真面目な雰囲気を纏ってするお金のかかるおままごとはできるだけしないようにしたい。適当で、自由で、熱中できるおままごとを目指したい。ステータスとテンプレートと幸せがこの世に蔓延している。結局満足しきれなかったし、諦めきれなかった。今は行動を犠牲にして言語化するときだ。そして言語化する力を身につけるときだ。よりよく世界を認識するために。まだ、言語を犠牲にして行動するときじゃない。いつか獲得した知識や言葉を全て忘れて、何かが始まる。それまで幻燈の中を逍遥しよう。「文化的雪かき」かもしれないけど。久しぶりにダラダラと書きました。